社会人1年目で転職したいと思ったときに確認する大切な5つの事
社会人1年目は誰でも転職を一度は考える。
学生という立場から、夢をみて社会人の一歩を踏み出し、人生の新しいスタートをきった社会人1年目。
はじめは会社に入り、同期と呼ばれる仲間と共に研修を受け、初めての花金で今後の未来や将来のやりたいことについて夢をお互い語っている。
そんな学生時代の延長のような生活から一変、研修が終わり、様々な部署に配属されOJTという形で実際の社会人での仕事を学んでいくという人がほとんどだろう。
希望の部署や仕事につけた人、つけなかった人。
上司が癖のある人であったり、携わる仕事の取引先が曲者で毎日、神経を使いながらのやり取りをしなければいけない。
仕事を覚えていないので雑用的なことを毎日やらされている。
残業時間が長く、自分のプライベートな時間がない。
など、不満を上げるときりがないぐらい「働く」ということは悩み事が常に起こり、神経をすり減らしながら毎月お給料を会社から頂く。
そのような不満だらけの中で、実際、入社前と入社後のギャップに戸惑いを隠せず、仕事を辞めたい、転職したいと誰しも一度は考えるだろう。
今まさに上記のような悩みで悩んでいる人が読んでいるならこれから書いてあることを一度自分に置き換えて考えてみてほしい。
社会人1年目で3人に1人は会社を辞める
NHKニュースに記事が上がっていた。
大学卒業後3年以内で会社を辞める若者は3人に1人というデータが厚生労働省のまとめにより判明したという記事である。
社会人1年目だけにフォーカスすると、年々、企業努力により労働環境の整備や国のストレスチェック導入など、社会で働く人々がより気持ち良く働けるよう改善されつつあり、実際年々離職率というものは減ってはきているが、3年目だとほぼ横ばい状態である。
そのような中、なぜ若者は離職したり転職を行うのか、
少しデータは古いがこのようなアンケート結果が発表されている。
離職理由のトップは労働時間、休日、休暇 の条件がよくなかったという理由のようである。
本当にそれだけでせっかく入社した会社をやめるのだろうか。
少し疑問に思う。
ただ、蓋を開けてみれば、毎日会社に出勤し終電まで働くような労働環境も中にはあるだろう。
そのような環境化の中で現在、仕事を辞めたい、転職したいという人がいるとするのであれば、その場の勢いではなく、じっくり考えてから決断して欲しいと思う。
もしかすると単に甘えているだけで、自分の考え方の物差しが短いだけなのかもしれない。
そんな自分の現状を把握する術を今から伝えるので全て当てはまらないようであれば、すぐにでも環境を変えることをおすすめする。
①自分は今、1人で仕事ができているか確認する。
当然人は1人では仕事はできない、ここで言う1人で仕事ができているかという意味は「自分で裁量を持ち、行動できる仕事を1つでも任せてもらえているか」という事を意味する。
入社して実際の仕事の地味さにギャップを感じている人も多いだろう、資料作りや先輩との商談同行、電話対応などなぜこんな仕事をやらされているのかと不満を持っている人も多いかと思う。
ここで1つ考えてほしい。
自分で判断し行動できる仕事を1つでも任せてもらえていないのに違う環境に行こうとしているうちはおそらく、次の環境に変わったとしても同じ思いをするだろう。
他人から見えている自分はまだ、その程度の仕事しかできないと判断されているのである。
極端な言い方をすると自分はそのやりたくない仕事のレベルでしかないという事である。
仕事を1人でできるようになるまでは、今の環境で努力することをおすすめする。
②10歳年上の先輩が今どのような仕事をしているか細かく確認する。
今自分が働いている10歳年上の先輩がどのような仕事をしているのか確認してみよう。
その姿が憧れるような姿なのであれば、是非その先輩に社会人1年目の時の話を聞いてみるといい。
同じような悩みを感じ、乗り越えていったからこそ今があると思う。
相談すればきっと、あなたに良いアドバイスをくれる事だろう。
逆に憧れるような姿ではない場合、将来自分の理想とはかけ離れた仕事をしている可能性が大いにある。
その場合は一度今の環境で大丈夫なのか考えてみたほうがいいのかもしれない。
③上司が会社の未来について語っているか確認する。
仕事というものはつらい時の方が多い。
ただ、仕事というものに人は、人生の大半の時間を費やすことになる。
どうせ時間を費やすのであれば楽しいに越したことはない。
その中で直属の上司が会社の未来について楽しそうに話しているだろうか。
会社の文句ばかりいい、仕事のミスの責任を部下に押し付け自分は何もしない。
そんな上司がいるのであれば即刻環境を変えるべきだろう。
逆に楽しそうに話しているのであれば、一度深く話を聞いてみるのも良いかもしれない。
④自分の市場価値はどの程度なのか確認する。
ここが一番重要だと私は考える。
仮に会社で仕事を早くから任せてもらい、会社の中では仕事ができると思っているが、実は社会という枠でみた際に市場価値は低かった。
なんて話はよくあることだと思うが、実際に自分の市場価値はどの程度なのか把握しているだろうか。
確認する方法はいくらでもあるが市場価値を知るために転職サービスに登録することを強くおすすめしたい。
今すぐの転職意思がなくても転職サービスで最新情報を常にキャッチしておくことで、スムーズに転職できるだろう。
おすすめの転職サービスとしては
自分の市場価値を診断できるMIIDAS(ミーダス) という転職サービスがある。
是非登録して自分の市場価値を確認してみると良いだろう。
またMIIDAS(ミーダス) のオファーはすべて「面接確約」なのでスムーズに環境を変えることが可能である。
オファーが来るのはちょっと、、という方には業界最大手のリクルートキャリアが運営する転職サイトのリクナビNEXT へ登録をするとよいだろう。
リクナビNEXT にもグッドポイント診断という自分の強みを把握する診断コンテンツがあるのでそちらも登録後に受けてみるのも良いかもしれない。
登録するだけであればどちらも無料なので是非おすすめする。
⑤自分の意思を確認する。
転職したい=今の現状がつらいだけ、の場合であることが大半である。
2~3日経っても一向に転職したい、仕事を辞めたいという意志が固いのであれば、
環境を変えることをおすすめする。
ただ、意思が変わっているようであれば、もう一度、今の環境で努力することで、また違った考え方やものの見方ができるような成長が待っていることもある。
まとめ
基本的に仕事は地味で面白い事の方が少ないものである。
自分に甘えている部分や考え方の物差しが短いなんてことは社会人1年目であれば仕方のないことだと思う。
ただ自分で考えるという行為が大事であって、必ずしも環境を変えることだけが、最良の選択肢ではないことも理解してほしい。
悩み考えた先に明るい未来が待っているのである。
年下上司はかなりうざい?年下上司と上手な付き合い方の心得。
成果主義の今、年下上司に苦しんでいる人はたくさんいる。
近年、日本の企業でも成果主義を取り入れる企業が多くなってきている。
古くから採用されてきた年功序列の雇用体系は崩れさり、より仕事ができる人が評価され、役職や給与も上がっていく成果主義へと移行してきている。
成果主義を採用する企業はベンチャー企業に多く、若く優秀な人が早くから実力を買われ、年齢が低くても上司という立場で仕事をする人がたくさんでてきている。
それに伴い、年功序列の時代ではあまり聞くことがなかった「年上上司」という言葉が近年、耳にする機会が多くなったことだろう。
エン・ジャパンの調査によるとミドル層の約6割は年下上司の下で働いた経験があるということが調査でも判明している。
そんな「年下上司」と仕事をするにあたり、年上の部下たちは仕事をやりづらいと感じている人が増えてきている。
また、yahooニュースの記事にこんなことが上がっていた。
簡単に記事をまとめると、年下上司と働いたことのある約半数以上の人たちが、年下上司と仕事がしづらいと回答したという。
約半数以上が働きづらいということは、年下上司には年上部下を悩ませる何かがあるのだろう。
年下上司に多く見られる問題点をこれから探っていきたいと思う。
年上上司と年下上司の違い
年上だろうが年下だろうが同じ人間であるにもかかわらずなぜ、年下上司の下で働くと仕事がしづらいのだろうか。
年下上司と年上上司のイメージモデルを作り、思いつく限りのイメージを記載してみた。
現在の会社に転職してきて2年、仕事での実績が評価され、昇格。新たに自分のチームを持つこととなった社会人4年目、会社にも将来を期待されている若きエース的上司
ポジティブ
・行動力がある。
・多少のトラブルがあった際も持ち前の機転で解決できる。
・コミュニケーション能力が高い。
・向上心が高い。
・知識の吸収に貪欲。
ネガティブ
・比較的社会人経験が浅いので、引き出しの数が少ない傾向にある。
・会社の社歴も浅く社員との関係値も薄い。
・年上との付き合い方がわからない。
・勢いだけで敵を作りながら進めてしまう傾向にある。
・自分のやりたいことが正解だと勘違いしてしまう。
・自分よりも仕事ができない人を見下す傾向がある。
・ビッグマウスであることが多い。
・すぐに張り合う。
・なめられることが多い。
現在の会社に新卒で入社し、真面目に10年間勤め、仕事もそこそこの実績を出しこのたび評価され昇格。新たにチームを持つこととなった社会人10年目、会社の古株上司
ポジティブ
・会社での勤続年数が長いので会社の歴史をある程度しっており会社のルール等を把握している。
・営業先や社内での顔が広い傾向にある。
・商品の知識やマナーなどがある程度身についている。
ネガティブ
・前例がないと動かない。
・新しいことは基本的に消極的。
・フットワークが重い。
まとめると、
年下上司は仕事はできるが経験が少なく生意気で、人を見下す傾向にあり、年上上司はある程度仕事を理解し、安定感がある。
そんなところだろう。
どのような事で年下上司と仕事がしづらいのか。
年下上司を持つ人は大体このようなことが原因で年下上司仕事がしづらいようだ。
・「人の使い方が下手」
・「知識・知見が少ない」
・「人の意見を受け入れない」
・「経験が浅いのではと不安になった」
・「年下に命令されると良い気分がしない」
これらに共通するのは年下上司の「経験」と「態度」が問題と感じる。
要するに年下上司が頼りないと年上の部下は感じているのである。
これから、そんな年下上司に対する心得を教えよう。
①年下上司の経験をカバーするポジションを確立する。
基本的に早くから出世した若者は自分が仕事ができることに自信を持っていることが多い。
ただ、圧倒的に経験値だけで行けば年上の方が上である。
その経験を基に年上上司をフォローする立場に徹底的に回ることが大事である。
なぜなら、年下上司もまた、年上部下の扱い方に困っているのである。
そのような不安を払拭してあげることが年上の仕事である。
そうすれば自然と信頼関係が生まれ、上司の方からあなたに助けを求めてくるだろう。
②年下上司が思うことに偏見を持たず徹底的に聞く
年下とはいえ、仕事ができるが故に上司という地位にその人は就いているのである。
仕事をする上で雑かもしれないが目的達成のためのアプローチを行っていることは確かである。
年下という偏見の眼鏡を自分で一度取り払い、本当にゴールに対して最適な手段を選んでいるか一度見極めてみよう。
そうすれば、本質が見えてくる。
③年下上司の不安を取り払う右腕的な存在になる。
年上だろうが年下だろうが上司は上司なのである。
何年かすると異動になり上司が変わるかもしれないが、
待っている自分の時間がもったいない。
部下の役割とは上司の最高の右腕になることである。
そうすればおのずと関係地は良好にあり仕事も楽しくなるだろう。
それでも年下上司と接するのがつらい。
年下上司というものは基本的には社会人経験が浅いことが多く、
人間的にも成熟している人のほうが少ない。
上司が移動になり変わる保障もないし、
別の上司に相談しても自己責任だといわれる可能性が高い。
いつまでもこのままでは自分の成長に繋がらないと感じたとき、
転職エージェントと相談することをおススメする。
転職する気がない人でも転職エージェントに相談することが大事だと私は考える。
一度転職エージェントに相談し、今の自分の市場価値や価値観が正しいのか
客観的に確認し、間違っているのであれば転職せず今の会社で年下上司と向き合い、
正しいのであればそのような環境から1秒でも早く脱出すべきである。
おススメの転職エージェントは【リクルートエージェント】 である。
全国に支社を持っているので地方で働いている人でも相談できることが最大のメリットである。
自分のペースで活動したい方はリクナビNEXT をおススメする。
転職サイトなので自分の暇な時間に求人を確認できる。
また、グットポイント診断という自分の5つの強みを診断できるコンテンツもあり
一度自己分析がてら診断を行ってみるのも良いと思う。
年下上司と円滑に交流を深めることが難しい場合は転職をおすすめする。
自分の強みをはっきりと可視化させるために必要な作業
自分の強みを正確に把握できている人は少ない
学生時代、誰しも就職活動の際に自己分析というものを行ったと思う。
その際に自分で考えた
自分の強みを憶えているだろうか。
一度振り返ってみてもらいたい。
その当時に考えた強みは今、仕事で遺憾なく発揮できているだろうか。
発揮できていないという人が殆どだと思う。
もし発揮できているという人がいるというのであれば、一度胸に手をあてて考えて欲しい。
今の自分が理想とする姿なのかどうか。
理想の姿なのであればすぐにこの記事を閉じてほしい。
この先は読む必要がない。
もし理想の姿ではないのであれば、
学生時代に考えた強みというものは全く社会で通用していないということである。
つまり、学生時代に考えた自分の強みなどというものは
対して意味のないものであると言える。
なぜなら学生時代の自分とと今の自分は環境も考え方も全く異なるからである。
当たり前だと思っているかもしれないが、おそらくほとんどの人は自分の今の強みというものを理解していない、もしくは誤解していることが多いのである。
今一度「強み」というものはどういうものなのか考えてみよう。
強みについて
つよ‐み【強み】
1 強いこと。また、その程度。「一段と 強み を増す」⇔弱み。
2 頼んで力とするに足る点。「語学の達者なことが彼の強み だ」⇔弱み。
言葉の定義を読むと他人から頼られて初めて強みと言えるようだ。
自分が強みと思っている点で仕事で成果がでていなかったり、自分の強みと思われる点で人から頼られたりしていない時点でそれは強みといえない。
では、本当の自分の強みとはなんだろうか。
今回は一つの方法を提示したい。
自分の頭の中を整理するためのコンテンツ
グッドポイント診断
リクナビNEXTという転職サイトには自分の強みを知るグッドポイント診断
というサービスがある。
無料で登録できるのでぜひおすすめしたい。
このグッドポイント診断では自分の5つの強みを診断できる。
リクルートが出している診断コンテンツなので、精度は信頼できる。
筆者が診断した結果下記のような結果となった。
高揚性
変化や刺激は、あなたにとってとても魅力的です。あなたは周りの人よりも楽しむことが得意です。
楽しいと感じると気持ちが高ぶり、気持ちの変化が表情やしぐさにはっきりと表れます。その様子を見た周りの人も楽しい気持ちになり、一緒に盛り上がっていきます。自然と場の中心になったり、盛り上げ役を任されることもあるでしょう。
あなたは自身が楽しいと感じるだけで、自然と周りの人の気持ちを盛り上げることができているのです。
親密性
あなたは、常に謙虚な気持ちを持って人と接しています。内面についても話せる深い信頼関係を築くことを望んでおり、交際範囲を大きく広げることにはあまり興味がありません。
相手との距離感が重要と考えるあなたは、知り合って間がない相手に対してまずは適度な距離を置いて接し、互いにとって心地よい距離を探りながら丁寧に信頼関係を構築していきます。「控え目・礼儀正しい」など、評価されることも多いでしょう。
多くの人が集まる場ではおとなしく見られることが多いあなたですが、深い信頼関係を構築できた相手とは互いの思いや内に秘めたパワーをしっかりと理解しあえているはずです。
継続力
決めたらとことんやる。それがあなたです。あなたは、長期にわたって決めたことを守りながらきちんと取り組むことが得意です。たとえ困難な課題に直面しても粘り強く続けることができます。
「決めたことを守って続けること」の難易度は高く、実行できる人は限られるため、あなたの強みを知った周囲の人は、継続力が必要なものを積極的にあなたに任せたいと考えるようになります。そして、任されたあなたは期待に応え続けます。このサイクルを繰り返すことで、あなたの継続力に対する信頼はどんどん高まり広がっていきます。
慎重性
あなたは物事を掘り下げて考え、先々のことまで見通しを立てながら、注意深く課題を進めることができます。目指すもの・状態に対し想定されるリスクを洗い出し、それらを1つ1つ検討し、すべてについて安心できる状態を目指します。ものごとを安易にとらえて軽率な判断を下すことは、決してありません。
周囲の人は、そんなあなたの姿勢に対し信頼を寄せ、徐々に重要なものごとを任せるようになります。あなたはその信頼に応えるべく、より真摯に全力を尽くすでしょう。
挑戦心
あなたは理想を追い求めます。常に自身で高い目標を設定し、その目標を達成することにやりがいを感じます。簡単に達成できるような目標や、挑戦しがいのない目標にはあまり興味がありません。成長したいと強く願うあなたは、人から見れば高すぎると思われるレベルの目標に挑戦し、成果を出してこそ達成感や喜びが得られるのです。
どんな場所でも、まず最初にあなたの出した「成果」が注目されるでしょう。その後、徐々に成果の裏にある挑戦する「姿勢」や目標達成に向けた「努力」に対しても、賞賛や支持の声が贈られるようになります。
このような結果が簡単な質問を答えることにより、自分の強みが分るものとなっている。
全18種類の中から5つの強みを診断してくれる面白いサービスだ。
当然出てきた診断結果については当たっているなと感じる。
ただ診断コンテンツは自分の願望を可視化しているだけだ。
上記でグッドポイント診断 をお勧めさせていただいたが、こちらに出る結果はあくまで自分の願望を可視化させたものである。
グッドポイント診断 で出た自分の強みを本当の強みに変えるのは自分次第である。
40代は転職できない?某転職サイトから読み解く転職を本当に必要としている人と市場のギャップについて考える。
転職市場は売り手市場
リクルートキャリアが2016年10月12日のプレスリリースで
9月の転職求人倍率を発表していた。
転職求人倍率が1.79倍と転職希望者にとっては現状、売り手市場である。
一般的に2020年の東京オリンピックまでは
転職市場は売り手市場が続くだろうといわれている。
また、DODAの2016年の市場予測の記事によると特にITエンジニアに関しては今後も企業からのニーズが高いと予想されている。
聞くところによると、未経験のITエンジニアを雇う会社も増えてきているほどニーズが高いのである。
このように転職市場自体は現に活性化してきている。
ただ本当に転職を希望している人と実際に企業が求めている人材に
ギャップがあるのではないかと疑問に思ったので、少し掘り下げてみようと思う。
企業が求める人材
企業が求めている人材はどのような人物像なのだろうか。
簡単にペルソナをまとめてみた。
・年齢 25歳
・社会人3年目
・関東在住
・有名大学出身
・前職はIT系サービスの営業職
・積極性があり素直で何事も主体性を持って動く
・キャリアアップを目指し転職活動中
このあたりが企業が欲しい人材像だろうか
実際このあたりの人間が企業の人材採用担当者からの話を聞いている限りは
ニーズが高い。
理由はおそらく下記のようなものが考えられる。
・即戦力として会社に迎え入れることができる。
社会人3年目というと社会にも慣れて来た頃で、
一通りのマナーや営業能力も前職の会社で学んできていると予想される。
単に会社が変わり、売るものや行う作業が変わるだけでその知識さえ身についてしまえば3ヶ月後には一人で仕事ができるようになっているだろう。
・年収を比較的安く抑えることができ、コストパフォーマンスが良い。
企業側の目線になるが、一般的に社会人3年目というと第二新卒という部類にカテゴライズされることが多い。
また、転職者に関しても一から出直しというようなモチベーションをもって転職に臨んでいる事が多いので、
「最初はこの年収だけど頑張ればお給料が上がっていくよ」
など何かしらの理由をつけて低い年収で合意させ採用することが比較的しやすい。
実際にパフォーマンスが高い人材であれば給料は上がっていくだろうが、
期待外れである場合は低い給料で据え置きにできる。
・まだ自分の仕事のスタイルが確立していないので企業色に染めなおしやすい
よほど尖った人材を採用する方針でない限り、比較的素直であることが多い。
なぜなら大体の人が転職するのが今回が初めてという人物が圧倒的に大多数で、
判断軸が 前職の会社しかないことや、一からやり直しというようなモチベーションで入社しているので、言われたことに対して、まずは疑問を持たずやってみようと思いながら仕事を行うだろう。
そして徐々にその転職先の企業文化に触れ、染まっていく。
まとめると、即戦力で素直に言うことを聞きやすくさらにコストパフォーマンスがよいとされている人材が企業からは求められやすいといっても過言ではない。
実際に転職を行いたいと切実に希望している人材は40代以上
企業の欲しい人物は上記で紹介したが実際に転職を行いたいと切実に希望している人材は一体どのような人が多いのだろうか、
某転職サイトの検索キーワードランキング一覧で面白いものを見つけた。
なんと40代と50代の検索が断トツに多いのである。
さらにこの順位は1年以上1位と2位の順位が入れ替わっているだけでほぼ不動の検索キーワードなのである。
こから推測できることは
40代と50代の比較的年齢が高い層は転職を常に考えており、
常に検索をかけ、自分の年齢でも採用してくれる企業の求人がないか探しているのである。
企業の求める人材と本当に転職をしたい人材にはギャップがある
以上の事から考えられることは企業が求める人材は即戦力で伸びしろのある人材を求めているが、実際に40代や50代といった人材は即戦力や伸びしろといった総合的な観点から判断すると採用を敬遠されやすい傾向にあるという仮説がたつ。
なぜこのようなことが起きてしまっているのか
本当に40代や50代の転職希望者が敬遠されやすいのだろうか。
すこし考えてみよう。
厚生労働省が発表している平成27年転職者実態調査によると、
事業所規模別に見ると、「転職者を優先して採用したい」では、おおむね、事業所規模が小さ いほど事業所割合が高く、「新規学卒者を優先して採用したい」では、おおむね、事業所規模が 大きいほど事業所割合が高くなっている。
との調査結果がでている。
このことから、大企業であればあるほど人材に余裕があるので、自分の会社に適した人材に教育できる真っ白な新卒を好み、中小企業は人手が足りていないので即戦力になりうる転職者を好んでいることがわかる。
転職サイトに登録している40代や50代は自分の理想とギャップに気づいていない
こうした所から推測できることは、転職サイトに登録している40代や50代の年齢になると、圧倒的に弱者なのである。
冒頭で説明させていただいていたが、webサービス等が社会で台頭してきており、そのニーズが高まっている昨今、自分の市場価値を正確に把握できていない人が多い事がわかる。
つまり、高望みをしてしまっているのである。
また、転職サイトに求人を出している企業は採用にコストを回す余裕があるので、中小企業のなかでも比較的資金面で余裕のある会社だろう。
比較的面接に人が集まりやすいその中で、戦わなければいけない。
何か専門的な仕事内容や実績が無ければ年齢という壁により、20代の人材には劣ってしまうだろう。
とはいえ40代以上は厳しい時代を生き抜いてきている。
バブルの崩壊やリーマンショック の時代を40代以上の方々は生き抜いてきている。
それなりに仕事もこなすだろう。
ただ、企業としてもなかなか採用しにくいのも事実である。
その現実の中で生き抜くために
転職サイトに登録する事をおすすめするが必ずしも転職サイトで応募する必要はない。
転職サイト以外でも仕事は探すことができる。ハローワークやアナログな方法ではあるが、直接企業へ電話するなど方法は様々である。
転職サイトで希望の求人を探し、その仕事に類似した会社を自分で探すことをおすすめする。
実際に何人もそのやり方で採用された方を見てきている。
求人を出していない会社程、人を探しているのである。
転職サイトでなかなか転職できない人はこちらのやり方で転職活動を行ってみるのも良いかもしれない。
全く違った景色が見えるだろう。
そういう熱意に人は心を打たれる。
仕事ができないと他人から判断される人に共通している2つの事
「俺は下の若い奴らに抜かれて、悔しい。俺は今日から生まれ変わる、明日から本気で仕事する。」
「前回も同じ事を言ってたのに。」
①自問自答を繰り返さない
自分で問いを出して自分で答えること。みずから問題を提起し解決すること。
②思い込みが激しい
まとめ
仕事で「問題」に直面した時に読みたいおすすめ本2選
仕事をしている人は皆、大なり小なり何らかの「問題」という壁にぶつかると思う。
人に聞けばすぐ解決することのできる正解のある「問題」から
未だかつて誰も行ったことのないビジネスチャンスに挑み毎日が正解のない「問題」と
その人の直面しているステージや環境によって「問題」は様々で、さらに誰一人として同じ問題を抱えていることはないといっても過言ではない。
そんな多種多様な「問題」にこのブログを読んでいるあなたが直面してしまった、もしくは現在直面している場合、
どのような方法で解決の糸口のヒントとなるエッセンスをさがしているのだろうか。
人に相談する。
ネットで検索する。
ひたすら自分の頭で考え自問自答する。
本を読む。
やり方は様々だが、私がおすすめする方法は本を読むということだ。
本というものは先人たちが今、直面している「問題」に過去すでに直面しており、
また、何らかの策を投じ、解決したものから失敗したことまですべて、その作者が長い人生をかけ考えた「問題」の対応策を我々は「読む」という行為で疑似体験でき、さらにものの何時間かでその「問題」に対する解決する糸口を吸収することができるのだ。
さらに本は10万部売れれば大ヒットといわれている。
逆に裏を返せば10万人程度の人間しか読んでいないということになる。
本というものは読めば読むほど「問題」に直面した際に
解決するための自分の引き出しの数を増やしてくれる。
しかも多くて10万人程度しか読んではいないのでたった数時間本を読むだけで
他人と圧倒的な差をつけることができる。
今回はそんな「問題」に直面した際に必ず何らかの解決の糸口となるヒントが豊富に転がっている本を5冊紹介したいと思う。
①何らかの交渉事で「問題」直面した際に読むと良い本
影響力の武器
著者:ロバート・B・チャルディーニ
社会で騙されたり丸め込まれたりしないために、私たちはどう身を守れば良いのか? ずるい相手が仕掛けてくる“弱味を突く戦略"の神髄をユーモラスに描いた、世界でロングセラーを続ける社会心理学の名著。待望の第三版は新訳でより一層読みやすくなった。楽しく読めるマンガを追加し、参考事例も大幅に増量。ネット時代の密かな広告戦略や学校無差別テロの原因など、社会を動かす力の秘密も体系的に理解できる。
この本の作者は常になにかしら人に騙されて損をする毎日を送っていた。
その中でなぜ人は騙されてしまうのか。
騙されないようにするためにはどのようにすれば良いかという事を社会心理学をもとに様々な実験の事例などを紹介している一冊である。
人が騙されてしまう巧みな心理学の事例は
交渉等で相手に対して有効な一手となるだろう。
この一冊はそんな交渉のヒントがたくさんちりばめられている。
ぜひ一度手に取って読んでもらいたいおすすめの本である。
②物事について深く分析が必要な「問題」に直面した際に読むと良い本
ビジネススクールで身に着ける思考力と対人力
著者:船川淳史
グロービスマネジメントスクールの人気講師であり、サンダーバード日本校の客員教授も務める船川淳志が、21世紀のビジネスパーソンに求められる「思考力」と「対人力」に焦点を絞った1冊。
この本はビジネスマンなら必ず読んでおいて損はないと言っても過言ではない。
大きく分けて2つの「思考力」と「対人力」というビジネスで必要なスキルにフォーカスした内容が記載されている。
今回はその中でも「思考力」という部分にフォーカスしておすすめをさせていただく。
この本には思考力を鍛えるためのケーススタディだけでなく、
ある物事を考える際、頭の思考回路を明確に整理するための考え方や
固定概念を無くした思考回路に頭の構造に変化させるためのノウハウなど
「考える」という作業を効率的に、さらにはより深くまで思考を巡らせる作業を行うための方法が凝縮され詰まった一冊となる。
まとめ
上記にて本を紹介させていただいてるが、ただ本を読んだだけでは意味がない
本を読んだ際に実際に自分の現状の「問題」とリンクし具体的なイメージができているかが一番重要だと私は思う。
この記事を最後まで読んでいただいた方に感謝の意を述べつつ、「問題」が解決する方向に向かっていくことを願う。