仕事ができないと他人から判断される人に共通している2つの事
「俺は下の若い奴らに抜かれて、悔しい。俺は今日から生まれ変わる、明日から本気で仕事する。」
このような事を言っている人をあなたは見たことがあるだろう。
おそらく、社会に出ている人のほとんどが同じような経験があると思う。
恐らく、その言葉を聞いている人達は皆、
「また、始まった。」
「前回も同じ事を言ってたのに。」
など思っているだろう。
そう、今日から生まれ変わって本気で仕事をする。
などを言葉にする人は大抵ずっと同じ事を言っているのだ。
そして、蓋をあけると本気で取り組んでいるのは3日だけで、
次の日には本気ではなくなっているだろう。
このような人を俗に言う「仕事ができない人」と周囲の同僚から
レッテルを貼られてしまうことが多い。
そしてまた、自分より年下の優秀な人が脚光を浴びるたびに同じ事を繰り返し、
またすぐに「仕事ができない人」に戻っていく。
ただ、その人達もその時は本気で仕事ができるようになりたいと思っていることも
また、真実である。
そんな人達に共通する2つの要素について深く掘り下げていきたいと思う。
①自問自答を繰り返さない
自問自答とは
自分で問いを出して自分で答えること。みずから問題を提起し解決すること。
多くの「仕事ができない」と周りから思われている人は
普段から自問自答を行っていない。
つまり一言でいうと何も考えていないのである。
相手から言われたことに対し、何も疑問を持たず、ただ言われたことに対応する。
現状の置かれている環境に疑問を持たず、ただただ毎日を過ごしている。
自分の出した回答が最適解なのかも考えず、対応している。
そのような状況に自分は陥っていないだろうか。
一度自問自答を行う事をお勧めする。
②思い込みが激しい
「どうせこの目標の達成はできるわけがない。」
「この調整がうまくいくイメージがない。」
「前例がないからきっと今回も失敗するだろう。」
「長期的に見るとメリットが少ない」
「おまえにはまだ早い」
これらすべての発言はすべて思い込みだと私は考える。
思い込みかどうかの判断は次の質問をしてみるといい。
「なぜ、そのように思うか考えをお聞かせください。」
大抵の人はこの質問をされるときっとこういうだろう。
「過去うまくいかなかった。」と。
たまたまタイミングが悪かっただけかもしれないし、
その人の調整力不足かもしれない。
もしくは、本当に難しいのかもしれない。
ただ、その時うまくいかなかっただけで今回も同様同じと当てはめてはいけないのではないだろうか。
また、ある程度仕事に慣れてくると、問題がパターン化されてくる。
この問題に対してはこの対応をすれば解決できる等が自然にわかるようになってくる。
当然だが長く仕事をしていると問題というものは同じようなことが起こりやすい。
ただ、その解決策は果たして本当に正しい最適解なのか?
①の自問自答でもお話しさせていただいたが、自問自答を行う事をお勧めする。
まとめ
「自問自答を繰り返さない」「思い込みが激しい」に共通する項目としては、
考えることをやめているということである。
考えるということをやめている人は少なからず、
考えている人よりも差が開いていくだろう。
そこに気づけるか気付けないかが、「仕事ができない人」と「仕事ができる人」の大きな違いなのかもしれない。
逆を言えば上記の2つの事を忠実に日々行う事で仕事に本気にならずとも
おのずと周りから評価される人間になることだろう。
考えるのをやめた瞬間に「仕事ができない人」が近づいてくる。
そして一生「仕事ができない人」から抜け出せなくなるだろう。
そのような人にならないためにも日々精進したい。